リナックス入門講座 by 高橋忠夫
サポート切れのWindowsを使っている方、それは非常に危険です。
マイクロソフト社はWindows10や11への買い換えを呼びかけていますが、それには費用がかかります。
そこで費用がかからず今使っているパソコンをそのまま使い続けることができるリナックスへの
乗換えを検討されてはいかがでしょうか。リナックスでもウィルス感染のリスクは絶無ではありませんが、
Windowsより格段に低いです。
本講座はこういう方のための講座です。
これからリナックスを始めたい方のために
最終更新 2025年 08月 29日 公開日2012年 11月 09日
私は、シニアネット久留米(略称:SNK のパソコン講座のなかの、リナックス入門講座を担当しています
日時 :(原則として)月2回 不定期開講
場所 :SNK本部 〒839-0851 久留米市御井町387 平日10:0-16:00
Tel・Fax 0942-65-4545 メールでのお問い合わせ snkpost@view.ocn.ne.jp
受講料:会員500円、非会員1000円
2025年09月の開講日
09/04(木) 10:00~12:00
09/18(木) 10:00~12:00
32bitの旧型PCで linuxを使う
パソコンの性能向上、修理作業を引き受ける時の要領
Windows live mailからOutlookにメール移行
サイバー攻撃対策レジュメ
パソコンの個人データーを漏洩させずに譲渡廃棄する
*リナックス講習レジュメ*
1..リナックスとは
1990年代から開発されてきたWindowsに対抗するOS
2.. 特徴
マイクロソフト社製ではない
誰でも自由に無償で使用、開発、配布ができる
3..Windowsユーザーにとってリナックスを使う利点
起動しないあるいは不調のパソコンからデーターを取り出せる
CドライブとDドライブのサイズを変更できる
アプリは、windows版もあるので下記をインストールして操作に慣れておくこと
Internet explorer の代わり firefox
Outlook express,Outlook,Windows live mailの代わり thunderbird
MS Officeの代わり libreoffice
Windows Media Playerの代わり vlc media player
4..今回使用するLubuntu (Ver 24.04 2027年4月までサポート )の入手方法
64bitPC(lubuntu-24.04.2-desktop-amd64.iso)をダウンロード
これを ISOイメージとしてDVD-Rに焼く
これをライブDVDという
パソコンをDVDから起動し、日本語、「インストールしないで~試す」と進む
数分後デスクトップ表示する
うまく起動しない場合、下記を試してみる
PAE非対応と見なされるCPU(CeleronM、PentiumMの一部のCPU)
日本語選択後起動時にF6キー押下、boot=casper の前に " forcepae " 挿入してEnter
PAEサポートなら動く可能性あり
5..操作法
Windows XP,Vista、7の操作方法に似ている
6..動くソフトの拡張子
doc,xls,ppt,txt,jpg,pdf,gif,mp3,mp4,wmv
7..動かないソフトの拡張子
wmf,mdi,midi
動かないものも対応するアプリケーションソフトをインストールすれば動くようになる
8..ハードディスク、USBメモリー、USBハードディスクへのインストール
アップデートやユーザーがインストールしたアプリが残る
ライブDVDでは、シャットダウンすると消えてしまう
9..目的別インストール方法
試用、データの取り出し ライブDVDを使う
持ち運びする USBメモリーやUSBハードディスクにインストールする
リナックス専用で使う リナックスのみインストールする
Windowsと併用する ヂュアルブートにする(パソコン起動時にWindowsかナックスか選択できる)
無線LANを使う-----------------------2014.10.16---------------------------
親機のSSID、暗号化方式、パスワードの情報が必要
Wi-Fiのパスワードを確認するための4つの方法
子機機能のついているPCは,Lubuntuを起動し上記3つの情報を入力する
子機機能のないPCは、USB端子に挿入するだけで動作する子機を取り付け(ネットサーフィンやメールしか使わないなら1000円程度の製品で十分)
ットワークの設定方法(上記3つの情報入力方法)
右下の無線LANアイコンをクリック,SSIDを選択しそのパスワードを入力する
または
設定、ネットワーク接続、無線タグ、追加,Wifi、作成
無線タグでSSID、無線セキュリティで上記暗号化方式、パスワードを入力する
******64bit版 Lubuntu 推奨されるシステム要件------
RAM:2GB以上(4GB以上を推奨)
ストレージ:25GB以上の空き容量(SSD推奨)
グラフィック:OpenGL対応のGPU(ほとんどのGPUで問題なく動作)
その他:USBポートからの起動をサポートしていること
****** USBメモリーから起動するには、下記のような問題がある。---------------------------
古い機種ではUSBメモリーから起動する機能がない
ただしこれは下記の方法を使えば回避できる。
PLoP Boot Managerというソフトを使う方法
また最近の機種でも、すべてのUSBメモリーでブート可能なのではない。
マシンとUSBメモリーの組み合わせによっては、相性のようなものがある。
USBメモリーにLubuntuを入れて、持ち運んだ先のパソコンに取り付けて使うとい
うのは、実際は難しい。
現実的なのはパソコンを、リナックス専用かWindowsとのヂュアルブートにして
パソコン本体を持ち歩くことだと思う。
****** HDDやUSBメモリーにインストール時の注意点--------------
用意するもの ログイン時のユーザー名とパスワード
どこにインストールするか
パーティションが2つ必要(linux 本体とスワップ領域)
20190317追記:version 1704以降はスワップ領域は不要
WindowsではC: D: E: のように呼ぶが、リナックスでは1台目=sda、2台目=sdbのように呼び、
何番目のパーティションかを付加して、sdb3(2台目の3番目のパーティション)のように指定する
インストールしたいパーティションを作成するには
Gparted使用、インストールしたいドライブを選択、スワップ用=実メモリー量、Lubuntu用残り全部
次にinstaller 上の「場所の指定」で
その他、インストールしたいパーティションを選択、変更、ext4、初期化ON、/、OK
ブートマネージャーをそのドライブに指定、進める
****** SWAP領域の大きさ--------------------------------
物理メモリーと同じ容量を確保しておけばよい
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